2021.09.18【結婚式の引き出物】金額相場や選び方など 押さえておきたい引き出物の基本マナーをご紹介

【結婚式の引き出物】金額相場や選び方など 押さえておきたい引き出物の基本マナーをご紹介

「結婚式の引き出物って、
マナーが多くて大変そう‥」

結婚式準備中のプレ花嫁さまの中には、
そう感じていらっしゃる方も
多いのではないでしょうか。

引き出物は、
結婚式に参列してくださったゲストの皆さまへ
「感謝の気持ち」を込めてお渡しする、
新郎新婦ふたりからの “初めての贈りもの” 。
また、ゲストの皆さまにとっても、
結婚式の日のことや、新郎新婦を想い出す
きっかけとなる “特別な贈りもの” です。
だからこそ、ゲストの皆さまに失礼のないよう
しっかりとマナーを押さえた、
本当に喜んでもらえる引き出物を
贈りたいですよね。

そこで今回は、
引き出物選びをする際に知っておきたい、
結婚式の引き出物の基本マナーを詳しくご紹介!

引き出物を贈るまでのステップから、
引き出物ならではの気を付けたほうがいいポイント、
さらに 引き出物選びの際につまずきがちな
良くある質問にもお答えした、
結婚式準備にいそがしいプレ花嫁さまにこそ
チェックしていただきたい内容になっております。
ぜひ 目を通してみてくださいね!


そもそも引き出物とは?


引き出物とは、
結婚式に参列してくださったゲストの皆さまへ、
新郎新婦から感謝の気持ちを込めて贈る品のこと。

かつて結婚式の引き出物は、
披露宴で用意された料理の一部を折詰にし、
家で待つゲストの家族への「お土産」として
持ち帰っていただくというものでした。
それが現在では、
いただいたお祝いやご祝儀に対する
お礼やお返しとしての意味合いが強くなり、
結婚式に参列してくれたゲストへの
「記念品」として用意するスタイルに
変化しました。

引き出物は時代と共に意味や形が変わってきましたが、
引き出物に込められた
「ゲストに喜んでもらいたい!」という気持ちは、
今も昔も変わっていません。
大切なゲストが喜ぶ姿を思い浮かべながら、
マナーを押さえた心から喜んでもらえる
引き出物を選びましょう。


引き出物を贈るまでにやるべきこと

引き出物は 結婚式の際に初めて贈るものだからこそ
難しいイメージを抱きがちですが、
引き出物を贈るまでにやるべきことはたったの3つです。
引き出物の準備をスムーズに進めるためにも、
結婚式場を予約したら 以下のステップを
進めておくようにしましょう。

1. 引き出物の地域マナーを確認する

ひとくくりに引き出物といっても、
用意する品や個数は地域や慣習によって異なります。
そのため、引き出物の準備をはじめる前に
しっかりと情報収集を行うことが大切です。

メインとなる【引き出物】と【引き菓子】は、
概ね全国どこでも用意するようですが、
地域によっては【プラス1品】に
決まった縁起物を必ず入れたり、
故郷の名産品を用意したりすることもあります。

結婚式が決まったら新郎新婦ふたりの出身地に、
地域独特の決まりやしきたりがないかどうかを
確認するようにしましょう。
両親や親族など、地元の習慣に詳しい方にも
相談しておくと安心です。

2.引き出物をどこで買うかを考える

結婚式の引き出物を購入できる場所は、
主に「式場(式場提携店含む)」と、
インターネット上の「通販サイト」、
直接お店で購入する「実店舗」などがあります。
式場との契約内容や
おふたりが何を重視するかによっても、
どこで引き出物を買うべきかの答えは違ってきますので
まずはどのような選択肢があるのかを
把握することが大切です。

引き出物の購入先については、
こちらのTOPICSも参考にしてみてください。


【引き出物はどこで買うべき?】
式場よりも通販サイトが人気の理由と
HYACCAの特徴をご紹介!


結婚式の引き出物というと、
あらかじめ披露宴会場のゲストの席に
引き出物が入った紙袋がセットされていて、
ゲストが各自持ち帰るというスタイルが主流でしたが、
最近では「引き出物宅配」という贈り方も人気です。



引き出物宅配とは、
引き出物を挙式当日にお渡しするのではなく、
結婚式後に直接ゲストのご自宅へ
配送するサービスのこと。

引き出物宅配なら、結婚式当日の
ゲストの負担を軽減できるだけでなく、
新郎新婦のおふたりにとっても、
紙袋代や持ち込み料金などの費用が抑えられたり、
ゲストに合わせて制限なく贈り分けができるなどの
嬉しいメリットがあります。

また、結婚式当日に多くの人の手に
触れる心配もない引き出物宅配は、
新型コロナウイルスの感染予防対策としても、
昨今大変注目されているサービスです。

引き出物宅配については、
こちらのTOPICSも参考にしてみてください。


【withコロナ時代のニューノーマル】
結婚式引き出物宅配サービスとは?
メリット6つをご紹介


引き出物をどこで買うかを決める際には、
まず最初に「ゲストにとって
最適な引き出物の贈り方はなんだろう?」
と考えてみることをオススメいたします。
そのうえで、最終的に引き出物をどこで購入するのか
おふたりでよく話し合って決めましょう。

3.引き出物の贈り分けを検討する


「贈り分け」とは、引き出物のパターンを
結婚式に参列してくれるゲストに合わせて
変えることを言います。

ひと昔前は、ゲストへの引き出物は
全員に同じものを贈ることが一般的でした。
しかし、結婚式に参列されるゲストには
さまざまな年齢や立場の方がいらっしゃいます。
目上の方と同世代の友人、
一人暮らしの方とご家族がいらっしゃる方、
男女によっても、
好きなものやもらって嬉しいと感じる
引き出物は異なるものです。

そこで、大切なゲスト一人ひとりに
ピッタリな商品を選ぶことができる、
引き出物の「贈り分け」が
最近の結婚式では主流になってきました。

遠方から来てくれた親戚には、
軽くて上質なアイテムを組み合わせた引き出物セット、
甘いものが苦手な男性には
ラーメンやコーヒーなどが入った
ボリュームたっぷりの引き出物セットなど、
ゲストの好みやライフスタイルに合わせて、
引き出物のパターンを変えることができるので、
本当に喜んでもらえる引き出物を
用意することができます。

引き出物の贈り分けパターンについては、
こちらのTOPICSも参考にしてみてください。


【引き出物の贈り分けパターン】
ゲスト別!HYACCAバイヤーオススメの
結婚式引き出物セットをご紹介


引き出物の最終的な注文数は、
招待状の返信が返ってくるまで確定できませんが、
招待ゲストに合わせて 大まかな引き出物の
贈り分けパターンを検討をしておくと、
のちのちの引き出物選びがスムーズになりますよ。


引き出物の4つの基本マナー

引き出物を贈る際に知っておきたい、
品数や金額相場、のしなどの基本マナーをご紹介。
注文する前にしっかり確認しておき、
マナーを押さえて、大切なゲストに喜ばれる
引き出物を用意しましょう。

基本マナー1. 引き出物の品数

結婚式の引き出物で用意する品数は、
偶数ではなく「奇数」にするのが一般的なマナー。
引き出物で偶数を避ける理由は、
2で割り切れることが2人が別れることを
イメージさせるからだと言われています。
ご祝儀を2万円、4万円という偶数の金額ではなく、
3万円、5万円という奇数の金額にするのもそのためです。

メインの【引き出物】に、
お菓子やグルメギフトなどの【引き菓子】、
縁起物とも呼ばれる【プラス1品】を組み合わせた、
3品をセットにして贈るのが主流です。

ただし引き出物の品数は、正式なマナーとして
決まっているわけではないので、
必ずしも3品や5品などの奇数でなければならない
ということではありませんが、
年配の方や目上の方への引き出物の場合は
奇数で用意しておくと安心です。

最近では【プラス1品】を無くし、
その分メインの【引き出物】を豪華にする
という贈り方をすることもあります。
なお、結婚披露宴の最後に
ゲストへ手渡しするプチギフトは、
引き出物としてカウントしませんので
気を付けましょう。

基本マナー2. 引き出物の金額相場

メインの【引き出物】はご祝儀の約10%の金額、
【引菓子】と【プラス1品】は
それぞれ1,000円~1,500円が相場といわれています。
そのため、一人あたり
合計5,000円~10,000円程度が
引き出物の金額相場です。



ご祝儀金額に見合った引き出物を準備することは、
風習ではなくマナーと言えます。
事前にいただくご祝儀の金額を想定して、
ゲストに喜んでもらえる引き出物を用意しましょう。

基本マナー3.引き出物の のしの種類


メインの【引き出物】と【引菓子】には、
のし(熨斗)をかけることが一般的なマナー。
【プラス1品】については、
そもそものしに対応できないものもあり、
無理につけなくてもマナー違反にはなりません。

のしの表書きの上段は、
結婚式の引き出物の場合は【寿】と入れます。
下段の送り主の名前には様々なパターンがありますが、
一番多いのは結婚は家同士の結びつきということから
「両家の姓を書く」というパターン。
この場合は、
【新郎の姓を右側、新婦の姓を左側】に書き入れます。
他にも、【新郎の姓名と新婦の名を書き入れる】
または【新郎新婦の名だけを書き入れる】といった
パターンもあります。

また、【引菓子】にも のしをつける場合は、
2人からのお土産という意味を込めて
【新郎新婦の名前のみ】を入れるという方が
多いようです。

次に、引き出物の水引は、
一度きりのお祝いに用いられる【結び切り10本】、
色は【紅白か金銀】を選択します。
「結び切り」には一度結んだらほどけないという
意味があり、結婚は一生に一度の出来事ということから
この結び方を選びます。



最後に、のしの掛け方ですが、
包装紙の上から掛ける【外のし】と、
包装紙の内側に掛ける【内のし】があり、
どちらを選んでもマナー的には問題ありません。

外のしの場合、袋詰めなど作業の際に
のしを汚してしまったり、
破損してしまったりする心配がありますので、
結婚式の引き出物の場合、
包装紙の下にのしをかける
【内のし】がオススメです。

外のし


内のし


また、【外のし】か【内のし】かは、
住んでいる地域や家によって考え方の違いもありますので
迷ったときは、両親や親族に相談してみると
いいかもしれません。

▷のしのマナーについて詳しくは こちら

基本マナー3. 引き出物で贈る品物

引き出物は、
メインの引き出物・引き菓子・プラス1品の
3品をセットにして贈るのが主流ですが、
どのような品物を選ぶと喜ばれるのか
チェックしておきましょう。

1品目:引き出物


日常使いができ、長く使えるタオルや食器、
バスグッズなどが定番です。
「いくつあっても困らない、実用的なもの」や
「記念品としてふさわしい、高級感のあるもの」は
もらって嬉しい引き出物として、
年齢や性別、関係性問わず人気があります。

また、どんなものを贈ればいいか迷ったときには、
ゲスト自身で好きな品を選べる
「カタログギフト」も喜ばれるでしょう。

▷HYACCAの引き出物メイン一覧は こちら

2品目:引き菓子


バウムクーヘンやケーキなど、
形崩れしにくく日保ちのする焼き菓子が一般的です。
特にバウムクーヘンは、
その形が木の年輪に見えることから
「幸せを重ねる」「長寿」という意味も込められており
人気のある引き菓子です。

その他、生まれ故郷の名産品や、
普段から好きなブランドのお菓子を
贈られる方もいます。

▷HYACCAの引き菓子一覧は こちら

3品目:プラス1品(縁起物)


かつお節や鯛茶漬け、うどん、紅茶などが
よく選ばれます。
かつお節は「鰹夫婦節(かつおぶし)」という
語呂合わせもあり、夫婦円満の意味があります。
鯛は「おめでたい」、
紅茶は「幸茶(こうちゃ)」など
縁起のいい言葉を連想させます。

地域によっては、決まった縁起物を必ず入れたり、
故郷の名産品を用意したりすることもあります。

▷HYACCAのプラス1品一覧は こちら

基本マナー4. 引き出物の贈り方別 気を付けるべきマナー

引き出物を当日お渡しする場合

引出物を当日お渡しする際に
気を付けるべきマナーは、
同じグループのゲストへ贈る引出物の内容に、
過度に差がつかないようにすること。
特にゲスト同士が顔見知りの場合は、
引出物の内容が違うと知ってしまったことで、
関係がギクシャクしてしまう可能性もあります。

引き出物の贈り分けをする場合には、
引き出物を入れる袋のサイズや柄などを統一し、
贈り分けしていることがゲストに分からないよう
配慮することも大切です。

引き出物宅配の場合

引き出物を宅配で贈る際に気を付けるべきマナーは
結婚式当日に引き出物がないと思われないよう、
引き出物は後日ご自宅に届くということを
事前にお伝えすること。
ご年配の方や参列経験が少ない方にとっては、
まだまだ引き出物は当日持ち帰ることが一般的です。

引き出物宅配というサービスを
ご存じないゲストにも安心していただけるよう、
後日配送でお届けすることをお伝えする
メッセージカードなどを、
披露宴の席に用意しておくと安心です。

HYACCAでは、後日配送でお届けすることをお伝えする
引き出物宅配案内カードをご用意しております。

▷HYACCAの引き出物宅配については こちら


引き出物の3つのNGマナー

NGマナー1. 引き出物にふさわしくない品物を贈る

縁が切れるということを連想させる
包丁やナイフ、ハサミなどの「刃物」や、
重なることから離婚・再婚をイメージさせる「重箱」、
去るに通ずる「猿」の絵柄が入ったものや、
苦や死を連想させる「クシ」などのアイテムは、
引き出物にはタブーとされています。

しかし、最近では縁起が悪いとされる品物について
気にする人は少なくなっており、
そこまで神経質になる必要はありませんが、
おふたりの中で特別なこだわりがなければ
引き出物を選ぶ際に
タブーの品は避けるようにするのが無難です。

NGマナー2. 重すぎるものや大きすぎるものを贈る

感謝の気持ちを込めて選んだ引き出物も、
重いものや大きいものなど
持ち帰りの際に大変な品は、
ゲストに負担をかけてしまうため
避けたほうがよいでしょう。

遠方からお越しいただいた方やご年配の方、
お子様連れの方からすると、
重いものや大きいものが入った
引き出物を持ち帰るのは、なかなか大変なこと。
雨などお天気が悪い日だとなおさらです。

結婚式の内容よりも、
引き出物の持ち帰りの大変さが
強く印象に残ることのないよう、
ゲストが持ち帰りやすい重さ・大きさの
引き出物を選ぶか、または
引き出物を自宅に配送する引き出物宅配を
選択するようにしましょう。

NGマナー3. もらって困る品物を贈る

ふたりにとっては魅力的な品物でも、
あまりに個性的だったり趣味が偏ったものは、
ゲストにとって「もらって困るもの」である可能性も。
一昔前の引き出物では定番だった
新郎新婦の名前や似顔絵入りの記念品は、
受け取った側のゲストにとっては使い道がなく、
困らせてしまうこともありますので
注意が必要です。

新郎新婦の名前や似顔絵入りのアイテムを
贈りたい場合は、
消えものと呼ばれる消耗品やお菓子であれば、
ふたりの個性も伝わり
ゲストにも喜ばれる引き出物になるでしょう。

結婚式の引き出物の基本マナーと
NGマナーをご紹介いたしました。

HYACCAでは、引き出物のマナーを押さえながら
新郎新婦のおふたりが心から贈りたいと思える、
見た目や使い心地まで
とことん ‟上質” にこだわった
引き出物だけを豊富にラインナップ。
「こんな引き出物は初めて!」と
ゲストに喜ばれるような引き出物を、
バイヤーが実際に商品を手に取り、
一つひとつ大切にセレクトしています。

バイヤーオススメの引き出物ラインナップについては、
こちらのTOPICSも参考にしてみてくださいね。


【ゲストに喜ばれる引き出物18選】
親戚から友人まで
相手別にオススメ商品をご紹介!



最後に、引き出物選びの際に
つまずきがちな良くある質問について
お答えいたします。

引き出物の良くある質問 ワンポイントアドバイス

Q.親族や上司から事前にお祝いをいただいた場合はどうしたらいい?

いただいたお祝いとご祝儀の額に合わせて
引き出物を用意しましょう。
具体的には、引き出物の品数を増やす、
メインの引き出物を高価な品物に変更するなど、
いただいたお祝いとご祝儀への
感謝の気持ちがしっかりと伝わるような
贈り分けをすることが大切です。

Q.夫婦や家族で参列してくださった方への引き出物は?

夫婦ともども仲良くしている友人や、
家族ぐるみのお付き合いがある親族など、
夫婦・家族単位で
参列してくださった方への引き出物は、
「一世帯に対して、引き出物一つ」を
基本の考え方として用意するのがマナーです。
引き出物は、いただいたご祝儀に対する
お礼やお返しの意味合いで贈るものなので、
「ご祝儀の数=引き出物の数」と覚えておくと
分かりやすいかもしれません。

金額相場は、
友人夫婦(ご祝儀相場 50,000円)の場合は
メインの引き出物を5,000円程、
家族(ご祝儀相場 100,000円)の場合は
メインの引き出物を10,000円程と、
ご祝儀の約10%の金額を目安にして
用意するようにしましょう。

Q.用意した引き出物よりもご祝儀を多くいただいた場合はどうしたらいい?

結婚式後1か月以内を目安に
「結婚内祝い」としてお返しするのがベターです。
結婚内祝いのマナーや贈り方は
こちらのページをチェックしてみてください。
結婚内祝いのマナー


結婚式に参列してくださったゲストの皆さまへ、
新郎新婦からの感謝の気持ちを込めて贈る引き出物。
おふたりがゲストを想って選んだ
特別なギフトだからこそ、
失礼のないようにマナーをしっかり押さえて、
心から喜んでもらえる
素敵な引き出物をお贈りくださいね。

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