2019.10.24【結婚式のマナー / 招待状・席次表】忌み言葉・句読点のルールとは?
今回は、結婚式のマナーのひとつ
【忌み言葉と句読点について】お話ししたいと思います。
結婚式では、「たびたび」「重ねて」「再び」などの重ね言葉や
「別れる」「分かれる」「切る」「返す」「去る」など
別れや再婚を連想させる忌み語は避けて
招待状や席次表の文章を作成します。
最近はそれほど気にしない方も増えていますが
年配の方になるほど気になさる方が多いので
やはりマナーとして避けた方がいいでしょう。
「じゃあ、使いたい言葉が忌み言葉の場合はどうするの?」
と疑問に思われる方もいらっしゃると思いますが
縁起が悪い言葉や漢字は、ひらがなに置き換えたり
違う言い回しに変更することで使用できます。
例えば、一般的によく使われる・・・
「ご多忙中のところ」という文言がありますが
「忙」の漢字は「心を亡くす」という成り立ちから
婚礼の場にふさわしくないとされ
「ご多用中のところ」や
「おいそがしいところ」と言い換えるのが
結婚式では一般的とされています。
「忘」の漢字についても、同じ理由で
縁起が悪いとされますので、ひらがなにしましょう。
もうひとつ、招待状の文面でよく見落としがちなのが
「○月○日までにご返信賜りますようお願い申し上げます」という一文です。
「ご返信」の「返」という漢字が忌み言葉とされますので
「ご一報」や「ご連絡」を使用しましょう。
しかし、「ますます」や「かたがた」など
縁起の悪い印象の少ない言葉については
使用しても良いとされています。
この辺りの判断がとても難しく
頭を悩ませるところですよね。
ですので、招待状を手作りされる方などは特に
印刷前に一度、担当のプランナー様に
文面のチェックをしてもらうことをオススメします。
ハッピーリーフで制作させていただく場合も
一般的な忌み言葉についてはチェックやアドバイスをしていますが
地域や式場様によって決まりがある場合もございますので
必ずプランナー様にも見てもらうようにしましょう。
「わざわざ見てもらうほどでは…」
「投函まで時間もないし、面倒くさい…」
と思いがちですが、この一手間を省くことによって
再印刷が発生し、結果的に二度手間になる危険もありますので
ペーパーアイテムを作る上でとても重要なポイントです☆
続いて、【句読点について】
「お祝いごとには終止符を打たない」という意味を込めて
「、」「。」などの句読点は使わないのがマナーです。
「、」を使いたい箇所は、スペースで字間を空けたり
行間で調整するようにしましょう。
同じ理由で、段落を変える時の文頭も
空けてはいけないとされています。
席次表のふたりからの挨拶文や、プロフィール項目では
長い文章もあり、つい句読点を使いがちですが
スペースなどを使用して、読みやすい文章を心がけましょう。
あまり気にしすぎるのもどうかとは思いますが
スマートにマナーを気遣えると
それもおもてなしの心の表れになるのではないでしょうか。
正しい知識と最善の準備で、最良の一日を迎えましょう☆
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