2018.01.04【結婚式のマナー“招待状編”】季節を感じる時候の挨拶の選び方
あけましておめでとうございます。
昨年も多くの新郎新婦様とのご縁をいただき、
誠にありがとうございました。
2018年も毎月たくさんの新作をリリース予定ですので、
本年もどうぞよろしくお願いいたします!
それでは、今年最初のブログでは招待状マナーのひとつ
【時候の挨拶】についてお話ししたいと思います。
時候の挨拶とは、季節が美しく移ろいゆく
いわば日本特有の文化と言えるかもしれません。
最近では、普段の生活でもあまり目にする機会が
少なくなってしまったかもしれませんが、
結婚式の招待状にはこの素敵な文化が
今も取り入れられています。
ですが、初めて見るような言葉も多く、
どれを選んだらいいのかわからないという人も
多いのではないでしょうか?
まず最初に、よくある間違いとして
挙式月の時候の挨拶を選びそうになるかもしれませんが、
ここでは【招待状を出す月のもの】を選択するのが正解です。
例えば4月挙式の方なら、
大体挙式の2ヶ月前に招待状を出しますので、
2月の時候の挨拶から選びます。
【2月】
厳寒の候/早春の候/向春の候/梅花の候/春寒しだいに緩み
梅のつぼみもほころび始め/ふきのとうが春を告げる季節となりました
上記はほんの一例ですが、
お住まいの地域やその年によっても気候には大きく差があり
特に2月は上旬と下旬とで体感温度に違いが出やすいため、
実際に自分たちが目や肌で感じる季節の感覚を頼りに
その時期にあった挨拶を取り入れるようにしましょう。
また、「○○の候」という漢語調の挨拶は、ややフォーマルな印象を与え
「○○な季節となりました」というような口語調のものは
やわらかいカジュアルな印象が特徴です。
おふたりのお好みでどれをお選びいただいても構いませんが、
ただでさえ寒いこの時期ですので、
時候の挨拶は晴れやかな気持ちになるような
「向春の候」や「梅のつぼみもほころび始め」などが
個人的にはおすすめです☆
そして、よくご質問でも多いのが月の終わりに投函する場合。
これもまた悩みますよね。
ですが、2月28日は極寒だったのに、3月1日になった途端
一気に暑くなるということは無いので、
こちらもその頃の気候にふさわしいものを
お選びいただければ特に問題はありません。
日本ならではの豊かな季節を感じる招待状で、
ゲストを最良の一日へといざないましょう☆